診療科・部門のご紹介

歯科口腔外科・矯正歯科

診療科紹介

歯科口腔外科・田中太邦医師がBest Doctors in Japan 2018-2019に選出されました!

 ■顎顔面領域(口腔、顎骨、唾液腺)疾患全般に対する検査と外科的治療を主に行っています。
  口腔癌に関しては、手術療法を主体とし、進展例には拡大手術と同時に再建手術を施行しています。
  術後の咀嚼・構音・嚥下機能の改善を目的とし、保険適応のデンタルインプラント※1を用いた顎義歯の作製を
  行っております。病変の進展度に応じて放射線化学療法を行っております。
   機能と形態に配慮した、一貫治療を行いQOLの向上に努めています。
 ■顎変形症(下顎前突症、上顎前突症、開咬症、顎偏位、陳旧性顎骨骨折に伴う咬合異常など)に対しては、手術の
   みならず術前術後の矯正治療や口唇口蓋裂などの特定の疾患適応がある方には保険診療にて治療を受けることが可
   能です。
   当科で行っている手術方法はSSRO、IVRO、Le Fort I型骨切り術など、各種手術法を組み合わせ、咬合及び顔貌形
   態の改善を図っています。

 ■口唇口蓋裂に対してホッツ床の作製、口唇形成術、口蓋形成術、顎裂骨移植術、矯正治療、成長期以降に必要に応
   じて顎矯正手術など一貫した治療を受けることが可能です。

 ■外傷・顎骨骨折については縫合処置、必要に応じて神経再建、観血的整復固定術を行っております。

 ■顎関節症に対してはスプリント療法、開口訓練等のリハビリ、さらに内視鏡手術など施行しています。
   習慣性顎関節脱臼あるいは陳旧性顎関節脱臼に対しては、外科的療法を応用しています。

 ■急性炎症に対しては入院管理下での抗生剤投与を中心とし、必要に応じて局所の膿瘍切開排膿、減張を目的とした
   切開を併用した消炎処置を行っております。
   気道閉塞のリスクの高い場合には気管切開を併用して気道確保を行うことに対応しております。

 ■デンタルインプラントは、ノーベルバイオケア、アストラテックの各インプラントシステムを用いて、様々な歯牙
   欠損症例に対応しています。
   また骨の量に不足がある場合には口腔内・外から骨採取し、口腔内へ移植を行っています。(自費診療)

 ■脳神経内科、呼吸器内科などからの依頼で、睡眠時無呼吸症候群に対するスリープスプリント(マウスピース)を
  作成しています。

 ■難治性の口腔疾患である舌痛症、口腔乾燥症、味覚異常、慢性口内炎に対する診察を行っています。

 ※1 保険適応のデンタルインプラントは腫瘍などの治療に伴い顎骨切除術などで顎骨に欠損を伴う場合に適応になり
    ます。
 ※2 保険適応の矯正治療は別に指定された疾患に該当する方を対象として認められています。

最近の診療実績

◆2023年(R05) (1月~12月)

全身麻酔手術件数【件】 2023年
インプラント一次手術 1
異物除去 6
う蝕処置 3
口腔消炎手術 1
歯科治療 4
歯根端切除術 1
腫瘍切除術 1
舌腫瘍摘出術 3
抜歯手術 17
抜歯手術(埋伏歯) 95
下顎骨形成術 15
下顎骨折観血的整復術 5
下顎区域切除 3
下顎隆起形成術 2
顎骨腫瘍摘出術 2
頚部郭清術 12
口蓋腫瘍摘出術 2
口蓋隆起形成術 2
口蓋裂形成術 1
口腔底悪性腫瘍手術 2
口唇腫瘍摘出術 1
歯牙腫瘍摘出術 2
耳下腺腫瘍摘出術 1
上顎骨悪性腫瘍手術 1
上顎骨形成術 9
舌悪性腫瘍手術 3
舌小帯形成 1
洗浄掻爬術 1
嚢胞摘出術 3
遊離皮弁術 9
植皮術 3
その他 22

学会施設認定

 ・日本口腔外科学会専門医制度認定准研修施設
 ・歯科医師臨床研修施設

スタッフ

医師名 田中 太邦 / TANAKA , Takakuni / 2001(H13)卒
役職 部長
専門 顎変形症、口腔悪性腫瘍
認定 ・日本口腔科学会 指導医
・日本小児口腔外科学会 指導医
・日本外傷歯学会 認定医・評議員
・産業歯科医
・歯科臨床研修指導医
医師名 西村 隆克 / NISHIMURA , Takayoshi / 2015(H27)卒
役職 医長
専門 歯科口腔外科全般
認定 ・日本口腔外科学会 認定医
・日本口腔科学会 認定医
医師名 荒井 豪 / ARAI , Go / 2022(R4)卒
役職 医員
専門 歯科口腔外科全般