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但馬こうのとり周産期医療センター

診療科紹介

但馬こうのとり周産期医療センターのご紹介

 2015年(平成27年)1月、但馬の周産期医療を守り、ハイリスクの妊婦、胎児、新生児に対応するため、但馬地域の中核病院である豊岡病院に、ハード・ソフト両面において、産婦人科・小児科医師にとって魅力ある周産期医療センターを整備いたしました。

■分娩室、産婦人科病棟、外来診療室、NICU等を増設
※施設整備にあたっては、妊産婦のアメニティ、スタッフの動線、効率性等に配慮

 

施設概要

(1)建設位置
  • 本館東側の駐車場部分

(2)構造規模
  • 鉄筋コンクリート造 4階建 (耐震構造)
  • 延床面積 約5,419.39㎡ (1階は駐車場 約1,500㎡)
(3)整備機能

【施設の特徴】
 1.但馬地域のハイリスク母児に対応できる機能の整備

  • 分娩室、陣痛室、産婦人科病室を増室し分娩機能を充実
  • GCU(回復治療室)を新設しハイリスク新生児への対応機能を充実(GCUについては、体制が整った段階で供用開始します。)
  • 産婦人科外来診察室を増室。新生児外来を設置し周産期外来機能を充実
  • 他病院からの迅速な受け入れのため施設間搬送用の専用エレベーター設置

 

 2.快適に医療が受けられる環境の整備

  • 産婦人科外来は女性専用ゾーンとして他のエリアとは明確に区画しプライバシーに配慮
  • 外来の待合いエリアに畳コーナー、授乳室を設置し安心して受診できる環境を整備
  • 分娩エリアには自然光の入る陣痛室、シャワー室、家族待合いコーナーを設置し患者や家族のアメニティを向上

 

 3.セキュリティー機能の強化

  • 出入口に防犯カメラ、カードリーダー、カメラ付きインターフォン等を設置し外部侵入者を遮断
  • 火災時に避難が困難なNICU、GCU、新生児室は他のエリアと耐火構造の壁で防火区画し安全性を確保

 

【病室等の内訳】

区 分 室 名 現状数 整備数 増減
病 棟 産婦人科 一般病室 40 44 +4
分娩室 3 4 +1
NICU NICU 6 6 ±0
〃(隔離室) 2 1 ▲1
GCU 0 6 +6
〃(隔離室) 0 1 +1
外 来 産婦人科 診察室・内診室 3 4 +1
指導室(助産師用) 1 2 +1
未熟児 診察室 0 2 +2

 

(4)配置
  • センターは別棟で整備し、周産期機能を集約
  • 各階の配置は患者・スタッフの動線を考慮
《配置方針》 
■分娩室・陣痛室と病室を同一階でコンパクトに配置し、スタッフの動線を効率化
■分娩室・陣痛室と本館手術室を同一階に配置し、緊急手術時の搬送時間を短縮
■本館小児科をNICU・GCUに隣接する4F東病棟に移設し、小児科スタッフの動線を効率化

 

【各階構成】

【平面図】