診療科・部門のご紹介

検査技術科

部門紹介

 私たち臨床検査技師は、医療系の国家資格を有する医療現場における『検査』のスペシャリストです。

 医師の指示のもとに正確かつ迅速に検査を行い、そのデータを診断・治療を行う医師を通じて、患者さんのもとへ届けることが仕事です。
 検査は大きく二つの部門に分けることができます。一つは患者さんから採取された検体(血液、尿など)を扱う検体検査部門、もう一つは直接患者さんに接する検査(心電図など)を扱う生理検査部門です。
 当院では34名の臨床検査技師が正確な検査結果が提供できるように、日々知識と技術の向上に努めています。検査用語の略語

検体検査

 検体検査は、臓器の状態や治療効果の判定、がんの有無などを調べるために、血液・尿・手術によって得られた組織などの身体から採取された「検体」を様々な方法で調べる検査です。

●一般検査
 尿中に糖が出ていないか、出血がないかなどを調べる尿検査では、腎臓や膀胱などの疾患の診断に役立っています。消化管出血の有無や寄生虫卵の有無を調べる便検査では、消化管のがんなどの早期診断に役立っています。

●生化学検査
 生化学検査は、血液や尿などに含まれている蛋白や酵素などの化学物質を測定し、疾病の有無や病態を把握することができます。
 様々な臓器の機能や、脂質代謝など全身状態の把握や異常を検査値から読み取ることができます。

●血液検査
 血液検査は、赤血球や白血球、血小板の数や形を調べることで、主に貧血や炎症の程度、血液が固まりさや、白血病など血液の疾患どうかなどがわかる検査です。
 
●輸血検査
 輸血検査は、手術や治療で輸血が必要になった場合に、安全に輸血が行えるように、血液型の確認や、輸血用血液の適合性を調べる検査です。 

●細菌検査
 細菌検査は、肺炎などが疑われる場合に「たん」など、感染が疑われるところから採取した検体の中に感染症の原因となる細菌がいるかを調べます。また、その細菌に対してどの薬(抗生物質)が有効かを調べ、治療薬の選択に役立てています。

●病理検査
 病理検査は、悪性細胞の有無を調べるために、臓器や組織の一部、細胞を顕微鏡で観察する検査です。病理検査は手術等で採取された組織を調べる組織検査と、尿・たんなどの細胞を細胞検査士という資格を有する技師が調べる細胞診検査があります。
 病理検査の最終的診断は、病理医という専門医師によってされます。

生理検査

 生理検査は、患者さんの心臓や肺、脳などの機能を調べたり、肝臓など臓器の形態を観察したり、様々な機器を用いて身体そのものを直接調べる検査です。エコー、心電図、脳波、肺機能検査などを行っています。

●心電図検査
 心臓の疾患に関わる検査の中でも比較的簡単に行えるので、疾患発見の最初の検査としてよく用いられます。心臓の電気的な活動を調べ、不整脈や心筋梗塞、心不全などの診断に役立ちます。

● 超音波検査
 一定方向に直進し、何かにぶつかると反射する超音波の性質を利用し、身体の内部を映像化して診断する検査です。肝臓や腎臓の大きさ、腫瘍の有無、心臓の動きや血流の流れなどが分かります。その他に、血管の動脈硬化性病変の観察などにも用いられています。

●脳波検査
 脳の働きを調べる検査で、頭部に電極を装着して脳細胞の電気信号を取り出し、脳波計で波として記録するためのものです。記録された波の形や大きさ、出現パターンなどで脳の活動異常を見つけることができます。けいれんや意識喪失の原因精査、てんかんなどの診断に有効な検査です。