リハビリテーション技術科
部門紹介
特徴・特色
当院は兵庫県但馬地方の地域中核病院であり、救急車やドクターヘリで運ばれた患者様や病気になってすぐの急性期の患者様が多く入院されています。当院では、このような患者様に対し、365日できるだけ早くから必要なリハビリテーションを提供できるような体制を整えております。入院中のリハビリテーションの提供はもちろんのこと、退院される際には、必要に応じて、地域医療連携部門と連携し退院支援を行っています。また当院から転院される際には、患者様がスムーズにリハビリテーションを継続して受けていただけるよう、関連病院のリハビリテーションスタッフとの情報共有を行っています。
理念
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リハビリテーションの業務にあたり、誠意と責任を持って接し、自己の最善を尽くします。
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治療や指導内容を十分に患者様やご家族に説明します。
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他の関連職種と誠実に協力して、その責任を果たします。
対象疾患
スタッフ紹介
| リハビリテーション専任医 | 6名 |
| 理学療法士 | 29名 |
| 作業療法士 | 9名(内1名は精神科OT) |
| 言語聴覚士 | 7名 |
| 機能訓練助手 | 5名 |
(2025.10現在)
リハビリテーション3部門
理学療法部門
理学療法部門では、脳血管疾患、整形外科疾患、内部障害疾患(内科/外科系)など、様々な病態の患者様に対し、寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くといった基本動作能力の回復を目指したリハビリテーションを提供しています。当院は、救命救急センターや周産期医療センターの機能を持っており、集中治療室(ICU)や新生児集中治療室(NICU)入室時から、早期リハビリテーションを実施しています。また心臓リハビリテーションやがん患者様のリハビリテーションも実施しており、認定や研修を受けた理学療法士を中心に専門的な理学療法士が活躍しています。
取得認定資格
| 認定理学療法士 | |
| 循環 | 2名 |
| 呼吸 | 1名 |
| 脳卒中 | 2名 |
| 運動器 | 2名 |
| 代謝 | 1名 |
| 専門理学療法士 | |
| 糖尿病 | 1名 |
| その他の認定資格 | |
| 3学会合同呼吸療法認定士 | 12名(うちOT2名) |
| 心臓リハビリテーション指導士 | 2名 |
| 腎臓リハビリテーション指導士 | 1名 |
| 糖尿病療養指導士 | 2名 |
| 終末ケア指導士 | 1名 |
| がんリハ研修修了者 | 8名(PT6名、OT3名、ST3名) |
(2025.10現在)
- ICU部門
- リハ室の治療風景
設備 理学療法部門
- トリートメントテーブル
- マットプラットホーム
- 平行棒
- 起立訓練傾斜ベッド
- エアロバイク
- トレッドミル
- 心肺運動負荷試験(CPX)装置
- 免荷式歩行リフトPOPO
- 低周波治療器 ソリウス
- 重心動揺計 ツイングラビコーダ
- 三次元動作分析システム(マーカーレス)+シート式下肢加重計 ウォークway
- 圧力分散測定装置 プレダス
- リハビリ室
- 心リハ室
作業療法部門
作業療法部門では、脳血管疾患、整形外科疾患、廃用症候群など、身体に障害のある方に対し、日常生活動作(ADL)の向上、社会参加を目指したリハビリテーションを提供しています。
- 脳血管疾患では、麻痺側上肢・手指の機能訓練、スプーン操作練習、箸操作練習、書字練習等を行います。また、ADL練習や利き手の機能改善が期待できない患者様には利き手交換訓練を行い、患者様のADL自立を支援します。意思伝達に困難がある方には、意思伝達装置の導入支援も行います。
- 整形外科疾患では、上肢骨折や手指腱縫合術後には、実用的な上肢の使用が可能となるよう関節可動域訓練や筋力強化訓練を行います。人工股関節全置換術後、大腿骨人工骨頭置換術後には、脱臼肢位の指導、脱臼予防に配慮したADL練習を行います。
- 集中治療室では理学療法士と連携し、早期離床を図り、日常生活に必要な身体機能の回復を目指します。
- がんのリハビリテーションでは、乳がん、肺がん、緩和ケアにおけるリハビリテーションを提供し、患者様のQOL向上、ADL維持、社会生活の継続を支援します。
- 小児分野では、発達の遅れや偏りがあるお子様に対し、遊びを中心とした作業活動を通じて、ADL、感覚統合、運動、学習、社会生活技能など、様々な分野の発達を支援します。
設備 作業療法部門
- ハイローテーブル
- スタンディングテーブル
- プラットホーム
- 治療用ベッド
- リハビリテーブル
- サンディングセット
- 環境設定型浴室セット
- 昇降式洗面ユニット
- トイレユニット
- キッチン
- ポータブルスプリングバランサー
- 意思伝達装置(伝の心、ミヤスク)
- 各種スイッチ
- 自助具複数
- 作業療法室
言語聴覚療法部門
言語療法部門では、脳血管疾患、神経難病、呼吸器疾患、がん疾患などによる摂食・嚥下障害、コミュニケーション障害(失語症、運動機能性構音障害など)、高次脳機能障害など様々な病態にリハビリテーションを提供しています。
急性期から早期に介入し、言語聴覚士による嚥下評価に加えて嚥下内視鏡検査・嚥下造影検査を行い、早期経口摂取の獲得を目標に機能訓練を行っています。
小児分野では機能性構音障害、器質性構音障害、言語発達遅滞、嚥下障害などの評価・支援を行っています。
- 言語療法部門
設備 言語療法部門
- JMS舌圧測定器
- 干渉電流型低周波治療器(ジェントルスティム)
- 低周波治療器(バイタルスティム プラス)
- 嚥下運動モニタB4S
見学・実習のお申し込み・お問い合わせ
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の見学をご希望の方は、公立豊岡病院リハビリテーション科(病院代表:0796-22-6111)までお電話ください。











