お知らせ

職員向け BLS研修を開催しました。

2021年5月18日

 5月13日、職員向けのBLS研修を開催しました。

 BLS(Basic Life Support)とは、「呼吸が止まり、心臓も動いていないと見られる人の救命へのチャンスを維持するため、特殊な器具や医薬品を用いずに行う救命処置」のことです。(引用:wikipedia)

 人間の脳は、2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は90%程度ですが、4分では50%、5分では25%程度に救命率が落ちるといわれています。そのため、突然に倒れた人がいれば、すぐに救命処置を開始しなければなりません。

 今回、当院では、心停止の早期判断、適切な胸骨圧迫方法・AED使用方法等についての研修を行いました。
 研修には、救急看護認定看護師のほか、訓練を受けたインストラクター看護師も複数名参加し、初回の受講者は、看護師をはじめ、薬剤師、事務職員、調理師など、多職種から70名程度となりました。

 この日の研修までに、各自、事前にWEBビデオ研修をしてきましたが、職員みな緊張の面持ちでした。

 初日、第1グループで研修を受けたスタッフたち。今までに何度も経験している研修内容ですが、とっさの状況にも対応できるように、ひとつひとつ丁寧に確認していきます。

 リズムに合わせて胸骨圧迫を行います。強く、速く、絶え間なく!

 AEDの使用方法も研修します。いまや医療機関に限らず、公共機関、駅、商店など、どこにもで設置さているAED。滅多に触ることはないので、いざという時に適切に使用できるよう、日頃の訓練が重要です。

 当院では、本年度、非常勤職員を含めたほぼ全ての職員に対し、順次BLS研修を実施します。
 今後も、患者様を含めた地域の皆様が安心して病院をご利用いただけるよう、環境作りと職員の技能向上に努めてまいります。