お知らせ

感染防止策徹底のお願い ~医療資源には限りがあります~

2021年1月22日

感染防止策徹底のお願い ~医療資源には限りがあります~

 今年に入り、但馬地方でも、日々新型コロナウイルス感染症の陽性者が発生しています。そのような中、豊岡病院では、通常診療を行いながら、日々発生する新型コロナウイルス感染症患者に医師、看護師、コメディカルスタッフ等、一丸となり「オール豊岡病院」で対応しています。

 豊岡病院の新型コロナウイルス感染症の対応病床数は、重症患者の病床を含め最大50床としています。現状、新型コロナウイルス感染の肺炎症状に対しては、1名の呼吸器内科専門医と7名の総合診療科医が治療にあたり、重症患者は集中治療室で救急医が治療にあたっていますが、コロナ感染症以外の入院患者も増加し通常業務を行っている中、現状これらの医師で担当できる新型コロナウイルス感染症の入院患者は50床の半数程度が限界ではないかと考えています。

 仮に今後、更に感染が拡大して多数の陽性患者が発生し、この50床全てを利用するような事態となれば、通常の外来診療や入院治療に何らかの制限を行うなどの措置が必要となってきます。対応するマンパワーには限りがありますので、従前の高度医療や急性期医療の提供が但馬地域で完結できない恐れがあります。

 このような事態を招かぬよう、地域の皆様には、あなた自身の健康のため、あなたの大切な人の健康のためにも、今一度、感染防止策の徹底をお願いしたく存じます。日頃からマスクを着用する、手洗いを徹底する、マスク無しで会話する等感染リスクが高まる行動は取らない、県や市町から発信されている5つの場面や不要不急の外出自粛など感染防止策の徹底をお願いいたします。

 豊岡病院はこれからもスタッフ一丸となって地域住民の皆様の健康と生命を守り続けてまいります。感染防止策を徹底することで、共に新型コロナウイルス感染症に戦っていきましょう。

病院長 三輪 聡一