お知らせ

【兵庫県初】ロボット支援下鼠径部ヘルニア修復術(自由診療)を実施しました!

2023年11月28日

2023年11月22日に、兵庫県で初めて「da Vinci Xi Surgical System用いたロボット支援下鼠径部ヘルニア修復術(自由診療)」を実施しました!

鼠径(そけい)ヘルニアは、腸や脂肪など腹腔内内容物が、それを覆う袋(ヘルニア嚢)とともに腹壁の間隙を通って脱出している状態です。治療法は、手術以外にありません。

2017年9月に、当院は手術支援ロボットda Vinci Xi Surgical Systemを購入しており、泌尿器科での前立腺癌の手術から臨床使用し、外科でも胃癌、直腸癌、結腸癌に対して安全に導入してきました。ロボット支援下手術により合併症が低減されるとの報告もあり、ロボット支援下手術の精緻な手術の有用性が示唆されています。

ロボット支援下手術は3Dでの良好な視野・自由に動く多関節機能・手ぶれ防止などから、消化器癌、前立腺癌など多くの手術が保険診療となっていますが、鼠径ヘルニアでは保険診療ではなく自費(自由)診療となります。

なお、実施にあたっては、当院倫理委員会の承認を受け、地方独立行政法人 市立東大阪医療センター 消化器外科 谷田 司先生を招聘して指導を受けております。

ロボット支援下鼠径ヘルニア修復術は、従来の腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術よりも、より創部がきれいで、痛みの軽減を図ることが期待できる術式です。

詳細につきましては診察時に主治医とご相談ください。