先輩を知るVoice

嘉屋 裕喜さん
集中ケア

嘉屋 裕喜さん

認定看護師を目指した理由を教えて下さい
質問者
私は「認定看護師」を当初より目指した訳ではありませんでしたが、新人の頃より様々な方々と出会い、経験やきっかけ、協力を得ることができ「集中ケア認定看護師」を取得に至ることが出来ました。認定看護師は取得することがゴールではありません。認定看護師を取得した後も、日々「認定看護師とは」を自問自答しながら業務を行なっています。
認定看護師としての活動内容について教えて下さい
私は「集中ケア認定看護師」として、いわゆる救急外来、集中治療室(ICU)に日々勤務しています。ICUには、緊急入院となった患者さんだけでなく、手術後の患者さんや院内急変で転棟となった患者さんが入院されていますが、その患者さんが入院中に安楽に過ごすことが出来るように、また1日でも早く社会復帰が出来るように援助しています。
認定看護師として大切にしていること、心がけていることはどんな事ですか
患者さんの安楽や社会復帰に向けての援助だけではなく、患者さんのご家族の方の不安が少しでも和らぐ様に声かけをさせていただいています。また、医師をはじめ、患者さんをケアしていく上での様々な他職種者の方々と円滑な情報共有・交換が行え、自分自身が常に声をかけられやすい環境を作り続けることができるように心がけています
認定看護師としてやりがいを感じる時はどんなときですか
「集中ケア」を必要とする患者さんは重篤な状態にあり、専門性の高い技術や知識が必要となり、起こり得る患者さんの変化を予測したケアが必要です。個々の患者さんの状態を把握し、必要な治療や看護・ケアを、医師や理学療法士等の多職種と協働して提供する事で、状態が良くなったときにやりがいを感じることが出来ます。

認定看護師を2007年に取得してから16年が経過し、今は特定行為研修を受講しています。看護師は「生涯学習」が必要と言われていますが、スペシャリストとしての努力を重ねています。スペシャリストとしていつでも相談に乗り、知識と技術の伝承に努めていきたいと思っています。