当院では、患者さま一人ひとりの尊厳と安全を大切にし、身体的拘束の最小化に取り組んでいます。身体的拘束は、患者さまの行動を制限することであり、心身への負担や生活の質の低下につながる可能性があります。そのため、当院では拘束をしないことを基本とし、やむを得ない場合を除き、身体的拘束を行わないよう努めています。
また、転倒や点滴自己抜去などのリスクに対しては、見守りの強化や環境整備、患者さまの状態に応じたケア方法の工夫など、多職種で検討を行い、安全確保と尊厳保持の両立を目指しています。
やむを得ず身体的拘束を実施する場合には、必要性を慎重に判断し、ご本人やご家族へ十分に説明を行います。実施後も定期的に評価を行い、早期解除に向けた検討を継続しています。
今後も職員研修や院内委員会活動を通じて、患者さまが安心して療養できる環境づくりに努めてまいります。

※身体的拘束の指標「拘束率」とは
ある期間に患者が身体的拘束をされた回数を、その期間に入院していた患者数で割った割合のこと。
2020年度の日本赤十字社の調べでは、11.6%との報告あり。
当院における拘束率は、2025年1~3月で約19%(旧基準)
取り組みを強化した2025年度からは大幅に減少し、2026年4月には2.6%となりました。(包括病床/新基準)