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公立豊岡病院組合立

病院組合の概要

ごあいさつ

2.令和元年第1回定例会(7月5日開会)管理者開会あいさつ

 おはようございます。令和元年第1回公立豊岡病院組合議会定例会の開会にあたり、議員の皆様のご健勝を心からお慶び申し上げますとともに、日頃のご精励に対し深く敬意を表します。

 本年4月1日付で公立豊岡病院組合管理者に就任し、早3か月が経過しました。神戸から見ていた但馬の医療、公立豊岡病院組合に身を置くことで感じている但馬の医療、何れも豊岡病院を中心に各公立病院群が入院医療を始め、地域の医療を支える上で大きな役割を果たしているという認識に変わりはありませんが、各病院に対する地域住民の思いの丈を強く感じています。

 明治4年の開設以来、明治・大正・昭和・平成といつの時代においても、地域の医療を支えてきた公立豊岡病院組合。地域住民の思いに応えていくと言う使命感が根底にあったと思います。

 時代は令和になりました。
 医療を取り巻く環境はここ数年大きく変化しています。医師・看護師を始めとする医療人材の確保は、今後さらに厳しい局面を迎えると思います。
 しかし、豊岡病院組合には良質な医療を行い続けていく責務があります。地域の医療を守ることが、地域の生活を守り、地域そのものを守り創生することに繋がります。様々課題はありますが、課題はあって当たり前。潜在的な課題も掘り起こし、職員一丸となって、一つひとつ乗り越え、地域住民の思いに応えていきたいと思います。
 議員の皆様には、今後ともご指導、ご協力賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 それでは、各病院の現状についてご報告します。
 まず、豊岡病院です。
 本年2月14・15日の両日に病院機能評価を受審しました。認定基準を達成している病院として、公益社団法人日本医療機能評価機構より、5月10日付で認定書の交付を受けました。1999年4月の初回認定から5回目の認定となります。引き続き、診療機能の維持・向上に努めてまいります。

 この5月に病棟薬剤業務実施加算の施設基準を満たすことが出来ました。7月からの算定となります。薬剤師が病棟で業務を実施することにより、薬物療法の有効性と安全性が向上するものと考えています。

 また、入院支援センターの充実や手術支援ロボット・ダヴィンチの症例拡大に努めるなど、病院理念である“高度かつ最適な医療の提供”に引き続き取り組んでまいります。

 次に日高医療センターです。
 本年6月1日に、地域包括ケア病床を導入しました。既存の42床の一般病棟内に12床(4床室3部屋)設けました。これにより、これまで受入が困難であった、長期入院が必要なリハビリ目的の患者さんや在宅復帰に向けて支援が必要な患者さんの受入を行うことが可能となりました。今後、一般病床も含め、更なる病棟の効率的活用が行えるよう検討してまいります。

 昨年開設しました訪問看護ステーションは、6月末時点で訪問看護49名、訪問リハビリ47名と契約を結んでおり、概ね目標を達成しています。より効率的な訪問ルートの策定や、医療保険適用利用者の受入拡大等を行い、地域において更に必要性の高い施設となるよう努力してまいります。

 施設整備工事では、4月から5月にかけて既存建物の部分的な解体・撤去工事を行いました。土日とゴールデンウィークを活用し、診療に影響なく終了することが出来ました。増築部分の基礎工事や外壁工事、既存建物の耐震ブレスの設置等も終了し、今後、内装や設備等の工事に着手します。着工時期は遅れましたが、当初計画通り10月末の完成予定で進捗しています。

 次に出石医療センターです。
 今年度は、県養成医が1名増員され、13年ぶりに医師4名体制となりました。外来診療枠を増やすなど、患者さんの確保に努めています。
 5月には医師や看護師、放射線技師を中心に骨粗鬆症対策チームを立ち上げました。近年、増加傾向にある骨粗鬆症の予防に向けた啓発とその治療に病院をあげて取り組んでまいります。

 秋には地域の皆さんの医療や健康に対する意識や知識の向上を図るため、出石町内の住民を対象とした出前講座を開催する予定です。
 引き続き、患者さんの家族背景も考慮しながら入院から在宅まで幅広く対応する、地域に密着した医療を提供してまいります。

 最後に朝来医療センターです。
 今年度は前年度と比べ内科医師が2名減という厳しいスタートとなりましたが、出張診療医師の増員等により、何とか外来・入院ともに当初計画並みの患者数を確保出来ています。

 新たに経営改善に向けた専門委員会を院内で立ち上げ、更なる患者さんの確保や効率的な病床運用、経費削減方策等について検討することとしています。
 大変厳しい状況でありますが、朝来市民の期待は大きいと思います。期待に応えられるよう取組を進めてまいります。

 なお、眼科センターの移転につきましては、豊岡病院内で協議を重ねていますが、成案の段階には至っていません。引き続き、豊岡病院への移転を最有力案として検討を進めてまいります。

 それでは、提出議案等についてご説明いたします。

 今定例会には、予算繰越に関する報告、資金不足比率に関する報告、使用料及び手数料条例の改正に関する議案、平成30年度決算認定議案の計4件を提出しています。

 報告第1号 「平成30年度公立豊岡病院組合事業会計継続費の逓次繰越について」は、継続費を令和元年度へ逓次繰越したことを、地方公営企業法施行令の規定に基づいて報告するものです。

 報告第2号 「平成30年度決算に係る資金不足比率の報告について」は、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づいて、監査委員の意見を付して、その比率を報告するものです。

 議案第7号 「公立豊岡病院組合使用料及び手数料条例の一部を改正する条例制定について」は、消費税及び地方消費税の税率改正に、円滑かつ適正に対応するため、所要の改正を行うものです。

 議案第8号 「平成30年度公立豊岡病院組合事業決算の認定について」は、地方公営企業法の規定により、平成30年度の公立豊岡病院組合事業決算を監査委員の意見を付して、議会の認定に付するものです。

 提出議案の詳細は、後程、提案説明の中でさせていただきます。

 以上で、私の挨拶とさせていただきます。

 

1.管理者就任のごあいさつ

〔略歴〕
1985年(昭和60年) 兵庫県入庁
2009年(平成21年)洲本市理事兼財務部長
2012年(平成24年) 兵庫県工業振興課長
2013年(平成25年) 兵庫県病院局経営課長
2015年(平成27年) 兵庫県医務課長
2016年(平成28年) 兵庫県立がんセンター管理局長
2018年(平成30年) 兵庫県健康局長
2019年(平成31年) 公立豊岡病院組合管理者
 

 本年4月1日付で公立豊岡病院組合の管理者に就任しました松原です。
 私は大阪市内で生まれ、学生時代までは大阪府内で暮らしましたが、兵庫県の持つ多様性に惹かれ兵庫県庁に入庁しました。県庁勤務のほか、3年間淡路島の洲本市職員としても勤務しました。但馬地域での勤務は今回が初めてとなりますが、四季折々に魅力のある但馬での生活を楽しみながら、住民の皆様のため、仕事に取り組んでいこうと思っています。
 現在、我が国では、団塊の世代が75歳を迎える2025年、またその先の2040年を見据えて「住民が住み慣れた地域で生活しながら、適切で必要な医療を受けられる」体制整備に向けた取組が進んでいます。「病院完結型の医療」から「地域完結型の医療」に移っていきます。高度専門医療を提供する病院、少し症状の落ち着いた患者様へ医療を提供する病院とともに、在宅医療の充実も重要です。医療と介護の連携もますます必要になります。
 特に、但馬地域は高齢化が進んでおり、面積も広大です。豊岡市1市で淡路島より広い面積を有します。それだけに様々な課題もありますが、乗り越えられない課題はありません。公立豊岡病院組合は明治4年に開設されて以来、幾多の苦難の時期を乗り越え、途切れることなく皆様に適切な医療を提供してまいりました。
 これからも但馬地域の医療・健康の安心拠点として、皆様の期待に応えていけるよう、地域の医療機関とともに取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

平成31年4月
公立豊岡病院組合管理者
松原 昭雄